大人が楽しむ科学教室 何かがうごめく地球深部で ‐海底掘削計画の夜明けを見つめた技術開発者たちの話‐

大人が楽しむ科学教室 何かがうごめく地球深部で ‐海底掘削計画の夜明けを見つめた技術開発者たちの話‐

日時:

2019年3月17日(日)
13:30~15:00

会場: 千葉市科学館 10階探究実験室
主催: 千葉市科学館
大人が楽しむ科学教室
 
【内容】
 地球内部の諸現象は地表から見える地質学的事件の単純な延長では無いのです。
その昔は「地球表面に垂直の穴を開けてその周辺の地層現象を観察し、広域にわたる不可思議を理解するという事は殆ど不可能だろう」が一般的理解でした。
風穴を開けたのはソ連(現:ロシア)の超深度掘削事業(コラ半島掘削)、ドイツの超深度掘削技術開発とアメリカ(後に国際協同計画)による深海掘削計画でした。
結果は「非常に硬くても掘削深度10,000mを超える事は可能。地下で正確に垂直掘削が可能。掘削で緻密な科学データの回収は可能。海底下の地層についても同じ原理が適用出来る」でした。
人々は「地下深部は水平方向に広大に繋がり、物質移動が行われ地下深部にAnother Worldが有る。生命の誕生もその世界で起こった事件かも知れない」と気付きました。
 この講座では、地球深部掘削の未明から夜明けまでの技術開発を含めた先端技術開発者の夢と夢の実現への努力をお話したいと思います。
 
 
【講師】
木下 肇(きのした はじむ)
JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)フェロー・千葉市科学館ボランティア
 
【対象】
高校生~大人(小・中学生で興味のある方も参加できます)
 
【定員】
40名
 
【参加申し込み方法】
事前に電話、または科学館7階事務室にてお申し込み
電話:043-308-0511(代表)受付時間9:00~19:00
 
【参加費】
無料(要常設展入館料)